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英検Jr.(ブロンズ・シルバー・ゴールド):子どもの英語力を測る第一歩

公開日 2026年4月22日

英検Jr.(旧:児童英検)は、小学生以下の子どもを対象とした英語力測定テストです。本格的な英検(1〜5級)とは異なり、合格・不合格の判定がなく、スコアで英語力を把握できるため、子どもが英語への苦手意識を持たずに取り組めるのが特徴です。

英語学習を始めたばかりの子どもや、英検5級への足がかりを探している保護者にとって、英検Jr.は最初の一歩として最適な選択肢です。


英検Jr.の3つのレベル

ブロンズ(Bronze)

対象:英語学習を始めたばかりの子ども(小学校低学年程度)

出題内容:

  • アルファベット・数字・色・動物・食べ物などの基本語彙
  • 短い英文の聞き取り(1文程度)
  • 絵を見て正しい英語を選ぶ問題

形式: リスニングのみ(読む・書く問題はなし)。全問マークシート。

ブロンズは英語の「音」に慣れることが主目的です。合否がないため、子どもへのプレッシャーが少なく、英語学習のスタートとして最適です。

シルバー(Silver)

対象:英語学習歴1〜2年程度の子ども(小学校中学年程度)

出題内容:

  • 日常生活に関する語彙・短文
  • 文章の流れを理解する問題
  • 短い会話の聞き取り
  • 絵や場面に合った英文の選択

形式: リスニングのみ。ブロンズより長い英文、やや複雑な状況の問題が含まれます。

シルバーでは「会話の流れ」を理解する力が求められます。英語を文として聞き取り、状況を想像する力を育てる段階です。

ゴールド(Gold)

対象:英語学習歴2〜3年以上の子ども(小学校高学年程度)

出題内容:

  • やや長い会話・物語の聞き取り
  • 文章全体の内容を把握する問題
  • 推測・判断を要する問題

形式: リスニングのみ。英検5級に近い難易度で、中学英語の入門レベルに相当します。

ゴールドを90%以上のスコアでクリアできれば、英検5級への挑戦が現実的です。


英検Jr.と英検の対応関係

英検Jr.対応する英検レベル(目安)
ブロンズ 80%以上英検5級へのステップ1
シルバー 80%以上英検5級へのステップ2
ゴールド 80%以上英検5級受験の目安

英検Jr.はスコアテストなので合格・不合格はありませんが、80%以上のスコアが次のレベルへ進む目安とされています。

重要な視点:英検Jr.のスコアは「現在の英語力の客観的な指標」として活用しましょう。スコアが低くても、どの分野が苦手かを把握して練習するための情報として使うことが大切です。


家庭でのスコアアップ練習法

リスニング力を鍛える:毎日の聞き流し+確認

英検Jr.はリスニング専用テストです。したがって、リスニング力の強化が最優先です。

効果的な方法:

  1. 毎日10〜15分の英語音声を聞かせる:子ども向け英語の歌、短いアニメ、英語絵本の読み上げ音声など。「楽しい」と感じる素材を選ぶことが継続の鍵です。

  2. 英語を聞きながら絵を指差す練習:「What’s this? It’s a dog.」のように、英語の音と視覚的な情報を結びつけます。

  3. 聞いた後に内容を確認する:「今、何を言っていたと思う?」と子どもに聞き、答えてもらうことで能動的なリスニングを習慣づけます。

語彙を増やす:テーマ別に少しずつ

英検Jr.では、日常生活に関する語彙が中心です。テーマ別に少しずつ覚えると定着しやすいです。

  • 第1週:動物(dog, cat, bird, fish, rabbit)
  • 第2週:食べ物(apple, bread, milk, rice, egg)
  • 第3週:色・形(red, blue, big, small, round)
  • 第4週:家族・身の回り(mother, father, school, book, bag)

単語カードやフラッシュカードを使い、英語の音を聞かせながら絵と合わせて覚えると効果的です。

音読・声出し練習:英語を「話す音」として体験させる

英検Jr.はリスニングテストですが、英語の音声を自分で声に出す練習は、リスニング力の向上にも直結します。

シャドーイング入門(子ども向け):

  1. 英語の音声を短い区切りで止める
  2. 子どもに繰り返させる
  3. 上手に言えたら褒める

この「聞く→繰り返す」のサイクルは、英語の音とリズムを体に覚えさせる最も自然な方法です。無理に正確な発音を要求せず、「楽しく声に出す習慣」をつけることを優先しましょう。


試験本番の準備:過去問・模擬問題の活用

英検Jr.は英検公式サイト・書店で過去問・練習問題集が入手できます。

練習の進め方:

  1. 試験形式に慣れる:初回は制限時間なしで取り組み、問題の形式を理解する
  2. 本番形式で練習する:制限時間内に集中して取り組む練習を2〜3回行う
  3. 結果の分析:間違えた問題の音声をもう一度よく聞き、どこで聞き取れなかったかを確認する

試験の1〜2ヶ月前から過去問を使った練習を週2〜3回行うことで、本番の形式に慣れ、焦らずに取り組めます。


よくある質問

英検Jr.は何歳から受験できますか?

年齢制限はありません。一般的には幼稚園児から小学生が対象となりますが、英語学習を始めたばかりであれば何歳でも受験できます。ブロンズは英語学習を始めたばかりの年長〜小学1〜2年生に最適です。

英検Jr.は英検(本試験)とどう違いますか?

英検Jr.はリスニングのみで、合格・不合格がなくスコア制です。英検本試験(5級〜1級)は筆記・リスニング・スピーキングがあり、合格・不合格が判定されます。英検Jr.は「英語力の確認と育成」、英検本試験は「英語力の認定」という位置づけです。

英検Jr.のスコアが上がらない場合はどうすればいいですか?

スコアが伸び悩む場合、多くは「インプット量の不足」が原因です。毎日の英語音声へのさらしが10〜15分未満の場合は、まずその時間を確保することを優先しましょう。また、子どもが英語を「楽しい」と感じているか確認することも重要です。好きな英語コンテンツ(歌、アニメ、絵本)を中心に学習すると、自然にインプット量が増えます。

英検Jr.合格後(ゴールド高スコア)、次は英検5級に挑戦すべきですか?

ゴールドで80%以上のスコアが出たら、英検5級への挑戦を検討する目安です。英検5級では筆記(読む・書く)問題も出るため、リスニング中心の英検Jr.練習に加え、簡単な英文の読み書き練習を追加すると準備が整います。


英検Jr.は子どもの英語力を正確に把握し、次のステップを明確にするための優れたツールです。合否がないため、子どもが「英語は怖くない」と感じながら英語力を積み上げられます。毎日少しずつの音声練習と、楽しい英語コンテンツへの触れ合いを積み重ねることが、スコアアップへの確実な道筋です。

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